Raspberry Pi
を使用していて突然起動できなくなるようなことはないでしょうか。昨年末、突然Raspberry Pi
が起動しなくなりリモートで使用していたこともあり、ネットワーク側が原因ではないかなと色々試していたのですが、最終的にHDMIでモニタを接続するとファイルシステム側の問題で起動できないというメッセージが表示されていました。SDメモリカード(以降SDカード)書き込み回数などが多すぎたというよりも、ふとしたきっかけでファイルシステムが壊れてしまったという印象です。
しかたないなあと思い、SDカードイメージファイルを再書き込みすることにしたのですが、/boot領域
はアクセスできるにも関わらず、/(ルート)領域
には全くアクセスできないというものでした。Windowsのディスクツールを使用しても全くアクセスできず、Ubuntu
からのgpart
などからもアクセスはできないようです。
そんなことがあったので、なんとかして復帰させたかったので、いろいろ手をつくしてみました。結果はとしては全くだめでしたが、こういうことも書いておいたほうがいいのかなと思い今回のエントリーを書いています。
SDカードにはなにが起こったのか?
結論からいうとSDカードは書き込み禁止状態になっていました。マイクロSDメモリカードには書き込み禁止のスイッチがあるというわけでもないのですが、その状態と同じ状態です。ソフトウエア的に書き込み禁止状態になっているようです。なぜこの状態になったかがわかったかというとUbuntu
側でCDドライブのような表示がされていたためです。
改めてWindows
にSDカードを認識させると、以下のようなダイアログ表示が行われています。ファイルシステムが壊れていいるような感じです。
Raspberry Pi Imager
を使用するとSDカードは以下のように表示されています。WRITE PROTECTED
という表示がされています。
これが原因のようです。もっとローレベルでの領域操作が必要になるので、Windows
のディスク管理ツール
を使用して領域の開放をしてみると、以下のようなエラーが発生します。
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