古いPCを多く持っていたり、いろいろなOSのインストールをたくさん行っているとBIOS(UEFI)(※以降BIOS)に入るといったことが多くなるのですが、起動時にDELキーなど(パソコンやマザーボードに依存)を押してBIOSに入るのはかなり面倒です。起動時のキーが違うのが一番面倒。
以前、他の方からWindowsの回復機能
を使えば、次回起動時にBIOSに直接入れるという話もあったのですが、それも操作が多くて面倒だなとは思っていました。
そこで、調べてみるとWindows
のshutdownコマンド
のオプションスイッチを指定することで、次回起動時にBIOSに入る手段があるということわかったので、メモをしておきます。
Windowsのターミナル上から再起動し、次回起動時にBIOSに確実に入る方法
管理権限ターミナルの起動
ターミナルと記載していますが、cmd
でもPowershell
でも実行できるようです。
今回の手順はターミナルを起動しなければ作業ができないのですが、再起動も含む作業になるのでターミナルも管理者権限が必要になります。
Windows10
でも設定してあれば【田】ボタン上で右クリックすると管理者権限での起動など出てきます。Windows11
では【ターミナル(管理者)】がでてくるのでこれを使えばOK
Windows10の場合
Windows11の場合
コマンド実行
> shutdown /r /fw /t 1
これで再起動されBIOSに入ります。超お手軽!
ちなみにオプションスイッチの意味は以下の通り
オプション | 意味 |
---|---|
/r | 再起動 |
/fw | 起動時にファームウェア(BIOS)を起動 |
/t 1 | 1秒後に再起動、引数部分を変更することで秒数を変更可能 |
もし「/t 1」をつけない場合には1分後(デフォルト値)に再起動になります。 ダイアログ表示で1分後を教えてくれるのでこちらのほうが割りといいかも。
(注意)Shutdownコマンド
の実行は即刻終了となります
おわりに
これでBIOS起動の空振りはなくなり、時間の無駄もなくなったかな~