【走り書き】Windowsトラブル時に役立つバッチファイル備忘録|DNSとセーフモード

Windowsを日常的に使っていると、たまに「いざというとき用の小さな工夫」が役立つ場面がありますよね。 今回は私が自分用に準備した2つのバッチファイルとなります。 どちらもシンプルですが、自分には心強いツールになっています。


1. Wi-FiDNS設定を自動取得に戻すバッチ

ネットワーク環境でたまに発生するのがDNS設定がいつの間にか以前の手動設定に戻ってしまう現象です。 ネットワークによっては、DHCPサーバから割り当てられたDNSでないと通信できないこともあります。IPはあるが、通信ができないという…毎回大きなストレスです😨

そこで以下のようなバッチを作りました。指定したWi-FiアダプタのDNSを自動取得に戻してくれます。

@echo off
echo.
echo DNS設定を自動取得(DHCP)に戻します...
echo --------------------------------------------------

netsh interface ipv4 set dnsservers name="Wi-Fi" source=dhcp
netsh interface ipv6 set dnsservers name="Wi-Fi" source=dhcp

echo --------------------------------------------------
echo 設定が完了しました。
echo.
pause

⚠️ この操作は 管理者権限での実行が必要 です。 バッチファイルを右クリックして【管理者として実行】を選択するか、 ショートカットを作成して常に管理者として起動できるように設定しておくと便利です。

ショートカットで管理者実行を固定する方法

  1. 作成したバッチファイルを右クリックして【ショートカットを作成】
  2. 作成したショートカットを右クリックし【プロパティ】を開く
  3. 【詳細設定】をクリック
  4. 【管理者として実行】にチェックを入れてOKを押す

これで毎回確実に管理者権限で実行できます。オリジナルのバッチファイルではこの設定できないんですよね…謎


2. セーフモードでの再起動バッチ

PCの調子が悪いときに便利なのが「セーフモード」。

ただ、最近は利用頻度が下がったせいで、いざ必要になった時にやり方を忘れてしまいがちです。msconfigで設定する方法もありますが、 解除を忘れると次回もセーフモードで起動してしまうのが不便です。

そこで、回復モードのオプションからセーフモードを選べるようにするバッチを用意しました。

@echo off
echo.
echo 10秒後に再起動します。
echo 中止する場合は、このウィンドウを閉じてください。
echo.

shutdown /r /o /t 10

echo.
echo 再起動コマンドを送信しました。
pause

こちらも 管理者権限での実行が必須 かも? こちらもショートカットで【管理者として実行】を設定しておくと安心です。

念の為、Windowsセーフモード起動手順

このバッチファイルを使用した起動後の手順も記載しておきます。(トップにセーフモードの起動ってわかるようにしてほしい)

操作手順

  1. 表示されている画面で【トラブルシューティング】を選択します。
  2. 表示される画面で、【詳細オプション】を選択します。
  3. 詳細オプション】の中から【スタートアップ設定】を選択します。
  4. スタートアップ設定】の画面が表示されたら、右下にある【再起動】ボタンをクリックします。
  5. パソコンが再起動し、オプションの一覧が表示されます。キーボードの【数字キー】を使って起動方法を選択します。
キー 起動モード 説明
4 セーフモードを有効にする 基本的なセーフモード
5 セーフモードとネットワークを有効にする インターネットを使いたい場合

この操作で、Windowsがセーフモードで起動します。


おわりに

どちらも普段は出番が少ないですが、トラブルのときに役立つ「お守り」的存在です。

特にDNSのリセットは意外と必要な場面もあるので、手元に置いておくと安心😎

セーフモード起動の方は「忘れたときにすぐ使える安心感」が大きいかな。

小さな工夫ですが、自分の作業環境をスムーズに保つためにはこうした仕込みが効いてきます。 ちょっとした備えでトラブル対応のストレスが減るのは嬉しいものです😊

そして、このバッチファイルを作ったことを忘れないためにこのブログを書いて忘れないようにしたいと思います🫡