【RaspberryPi】ChromiumOS(ChromeOS)をインストールする

RaspberryPi 4BにもChromiumOS(ChromeOS)がインストールできるという噂を聞いたのでインストールしてみました。公式のリリースというわけではないので、使えない機能(動画再生のハードウエアアクセラレーションなど)も色々とあり実用まではまだかなととは思いつつも、ポーティングの現在の状況をみるにはいいかなと思いました。操作が軽ければ今後期待できますしね。

こちらのサイトにありました。

github.com

FydeOSという名称になるようです。Chromium to 80.0.3987.163のブランチになっています。 FydeOSは(以前はFlintOSという名前でした)、Fyde Innovationsが開発したChromiumOSをフォークしたLinuxベースのオペレーショングシステムで中国人学生向けにビルドされたとのことです。

ja.wikipedia.org

注意点としては以下のようになっています。

  • Raspberry Pi 3と4には別のイメージになっていることに注意
  • ログイン前のPi 4イメージにいくつかのグラフィックの不具合がある
  • ビデオストリーミングをデコードするためのハードウェアアクセラレーションは未サポート
  • このリリースはテストビルドであり、本番環境として使用するには、安全ではない

今回ダウンロードするバージョンはR80となっていたので、比較的新しいバージョンのビルドなのでどんな感じなのか少し期待です。

f:id:ueponx:20200518214316p:plain

続きを読む

AVerMedia CG311を購入

最近はRaspberryPi 4Bが手に入ったこともあり、OSインストールなどをやっていました、ただ、ブログを書いていると、割とキャプチャ枚数が多くなったりすることあるのでそろそろ動画で取るのもありかなということ、そして仕事的に動画を触る可能性があるのという可能性があったので、今回はお試しということでAVerMedia CG 311を購入しました。ゲーム実況向けのパッケージであるLive Streamer 311という形でしたが、割と良いマイクもついてるので、そのうちそちらも試してみたいです。

f:id:ueponx:20200517231737j:plain

かなりでかい箱ですが、一番大きいのはマイクスタンドかも?

f:id:ueponx:20200517231848j:plain

キャプチャデバイスであるCG311です大きさがかなり小さいですが、RaspberryPiと同じサイズと思っていいかなと思います。重さはかなり軽い感じで約74.5gとのことです。あとこれはハードウエアエンコード形式なので、ゲーム実況する場合には、処理遅延があるようなので、パススルー側にモニタをつけないと駄目かなと思います。(ハードウエアエンコード形式なのでPC側のスペックはあまり求められないっぽいです)USBで接続するとカメラデバイスとして認識が行われるので、ドライバは不要のようです。

スペックの詳細は以下の通りです。

www.avermedia.co.jp

f:id:ueponx:20200517231812j:plain

マイクはAM 310というもので、単品でも13,000円ぐらいするのでかなりいいものなのかも?少なくともPCに標準でついているものよりはいいものだと思います。スタンドもついていますし、USBマイクなので特にドライバなどは不要のようです。

f:id:ueponx:20200517231821j:plain

更にこのセットにはCAM 313というWebカメラもついています。正直使うかどうかわからないですが、今までもっているものよりも解像度が高いので、画質にこだわるなら使ってみてもいいかも。ただ、手元しか見せるつもりはないので、当分役割はないかな。

あと、AVerMedia CG311には標準で録画ソフトもダウンロードすることができます。簡単なことはこちらで行なえます。 アプリはRECentral(レックセントラルと読むみたい)となります。公式サイトからダウンロードできますが、日本語のサイトのマニュアルを見ると若干混乱します。

マニュアルPDFファイルをみると、検索ボックスでAssist Centralと入力すると、最新のアプリなどをインストールできるアシストツールが表示され、ダウンロードできると書いてありますが、日本語サイトには存在しません。言語設定をUSにして検索すると問題なく結果に現れます(というか、検索する前から表示されているw)。アシストツールを使わなくても日本語サイトでもアプリのダウンロードなどは可能なのですが、正直アシストツール前提のマニュアルだったのでちょっとわかりにくかったです。

日本語サイト

f:id:ueponx:20200517235614p:plain


USサイトAVerMedia

f:id:ueponx:20200517235811p:plain

こちらをダウンロードすれば大丈夫です。 USB接続をしていれば、機種判定をして必要なアプリとミドルウエアがダウンロードできます。アシストツールはダウンロードまでなので、ダウンロード後は各インストーラーを実行します。

アプリを使ってみた感想ですが、RECentralはわりと簡単に操作できますが、複雑なことはできない感じでしょうか。とはいえ、PiP(ピクチャーインピクチャー)の機能やキャプチャの画角を調節、音声のミキシングもこれで可能です。他にはOBSXSpritなどが使用できるので、細かいことはそちらを使うほうがいいのかもしれません。OBSはマイクと入力の音声を別トラックに収録することができるようなので、あとから再編集を行うのであればOBSのほうが便利。

RaspberryPiでリモートデスクトップができない状態のときのOSのキャプチャを撮ったので参考においておきます。

f:id:ueponx:20200518000544p:plain

f:id:ueponx:20200518000523p:plain

これで、OSの起動画面などもバッチリキャプチャできました。画面の写真を取ろうとすると、自分の顔が写り込んだりすることが多いので、前からなんとかしたかった機能でした。本当に購入して良かったです。ちなみにPS4やSwitchなどは持っていないのでどういう状況になるか試せてはいません。

おわりに

今回は買い物系のなので内容が軽くなってしまいましたが、いままでできなかったことが、できるようになったのは本当に良かったです。個人的な感想としては、アプリの出来も悪くないので、ちょっとだけ日本語マニュアルは直してほしいなというところでしょうか。

あとお値段ですが33,131円(2020/05/18現在)でした。セット購入だとかなりお得感あり?所詮、エントリクラスなので物足りなければ買い替えて行くでしょうし、使用しない場合に、ここまでで出費を抑えられるかなと思います。とはいうものの1080pで60fpsでキャプチャできるので、ゲーム配信とかしなければ困ることはないでしょう。

そのうち、操作の解説動画とか、動画マニュアルなんかを作っていけるといいかなと思っています。(個人的にはゆっくり実況な感じ?)

【RaspberryPi】高火力に挑戦!更なるクロックアップにチャレンジ!

クロックアップロマンだよね…。昔はX68000や20年くらい前のCeleron 300A(Mendocino)のでもクロックアップしていました。ハマるとやばいですがロマンに関しては認めます。

先日までのエントリで話で一旦終わりだったのですが、冷却性能的にはもっと行けるはずなのになんでだろうなと感じていました。んで、もしかしたら電源が微妙なのかなと思ってはいました。ってことで以下を使ってみました。

f:id:ueponx:20200515195010p:plain

www.switch-science.com

みんな大好きスイッチサイエンスさんのACアダプタです。こちらは3.0Aの出力があるので安定していると思います。これまで使用していたのはUSBケーブルとACアダプタが分離できるタイプのものを使用していたので昇圧のためのover_voltage設定をすると起動できないようになっていました。このACアダプタを使用すれば更なるクロックアップができるかな思ってのチャレンジです。

参考

uepon.hatenadiary.com

uepon.hatenadiary.com

uepon.hatenadiary.com

1.8GHzにチャレンジ

/boot/config.txtに以下の記述をして実行しました。

/boot/config.txt

#uncomment to overclock the arm. 700 MHz is the default.
#arm_freq=800
# 以下を記載
over_voltage=2
arm_freq=1800

すると、電源を変更する前は起動しませんでしたが、今回は問題なく起動しました。また、前回1. 68GHzでUnixBenchをしたところ、OSが落ちましたが今回は数値を更にアップさせても問題なく終了しました。やはり電源の問題によるところが大きかったのかなと思います。

f:id:ueponx:20200515173210p:plain

計測時のピークの温度で55℃には至らない状態です。52~53℃あたりでは収まってくれているので冷却は問題なさそうです。

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: 金  5月 15 2020 16:26:46 - 16:55:10
4 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests

Dhrystone 2 using register variables       12620305.5 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                     2938.2 MWIPS (9.7 s, 7 samples)
Execl Throughput                               1098.2 lps   (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks        136046.7 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks           38596.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks        362434.1 KBps  (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput                              197145.0 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                  53663.7 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                               2289.0 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                   3418.7 lpm   (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                    890.6 lpm   (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead                         609423.5 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0   12620305.5   1081.4
Double-Precision Whetstone                       55.0       2938.2    534.2
Execl Throughput                                 43.0       1098.2    255.4
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0     136046.7    343.6
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0      38596.0    233.2
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0     362434.1    624.9
Pipe Throughput                               12440.0     197145.0    158.5
Pipe-based Context Switching                   4000.0      53663.7    134.2
Process Creation                                126.0       2289.0    181.7
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4       3418.7    806.3
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0        890.6   1484.3
System Call Overhead                          15000.0     609423.5    406.3
                                                                   ========
System Benchmarks Index Score                                         393.7

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: 金  5月 15 2020 16:55:10 - 17:23:33
4 CPUs in system; running 4 parallel copies of tests

Dhrystone 2 using register variables       50244190.3 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                    11742.1 MWIPS (9.7 s, 7 samples)
Execl Throughput                               3255.3 lps   (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks        264435.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks           73509.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks        686890.9 KBps  (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput                              747012.0 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                 239147.8 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                               5636.7 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                   7076.8 lpm   (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                    973.2 lpm   (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead                        2307132.0 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0   50244190.3   4305.4
Double-Precision Whetstone                       55.0      11742.1   2134.9
Execl Throughput                                 43.0       3255.3    757.1
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0     264435.0    667.8
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0      73509.0    444.2
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0     686890.9   1184.3
Pipe Throughput                               12440.0     747012.0    600.5
Pipe-based Context Switching                   4000.0     239147.8    597.9
Process Creation                                126.0       5636.7    447.4
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4       7076.8   1669.1
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0        973.2   1622.0
System Call Overhead                          15000.0    2307132.0   1538.1
                                                                   ========
System Benchmarks Index Score                                        1041.8

1.5GHzがシングルスレッドが約350、マルチスレッドが約800というスコアから 1.8GHzではシングルスレッド約390、マルチスレッドが約1040というスコアに変わりました。 設定値1.2倍くらいのスコアになったかなというところでしょうか。

さらなる高みへ

さらなる限界に向けて/boot/config.txtに以下の記述をしました。

/boot/config.txt

#uncomment to overclock the arm. 700 MHz is the default.
#arm_freq=800
# 以下を記載
over_voltage=5
arm_freq=2000

1.3倍のクロックの2GHzに設定を変更します。そろそろヤバそうな値なのでこれ以上はやめることにします。

f:id:ueponx:20200515190034p:plain

温度は52~53℃ぐらいまでで収まっているので、通常処理であれば問題なさそうです。(ベンチマークでもしない限りここまで上がりません。) ピークの値でも57℃でした。

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Benchmark Run: 金  5月 15 2020 17:44:13 - 18:12:32
4 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests

Dhrystone 2 using register variables       13591161.2 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                     3172.4 MWIPS (9.7 s, 7 samples)
Execl Throughput                               1182.3 lps   (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks        143540.7 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks           41533.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks        386833.3 KBps  (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput                              213385.8 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                  57486.8 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                               2423.2 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                   3131.1 lpm   (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                    941.9 lpm   (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead                         658727.7 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0   13591161.2   1164.6
Double-Precision Whetstone                       55.0       3172.4    576.8
Execl Throughput                                 43.0       1182.3    275.0
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0     143540.7    362.5
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0      41533.0    251.0
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0     386833.3    667.0
Pipe Throughput                               12440.0     213385.8    171.5
Pipe-based Context Switching                   4000.0      57486.8    143.7
Process Creation                                126.0       2423.2    192.3
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4       3131.1    738.5
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0        941.9   1569.8
System Call Overhead                          15000.0     658727.7    439.2
                                                                   ========
System Benchmarks Index Score                                         416.2

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: 金  5月 15 2020 18:12:32 - 18:40:53
4 CPUs in system; running 4 parallel copies of tests

Dhrystone 2 using register variables       54182040.6 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                    12646.3 MWIPS (9.6 s, 7 samples)
Execl Throughput                               3450.8 lps   (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks        286494.5 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks           79440.3 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks        709624.9 KBps  (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput                              808905.5 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                 253394.6 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                               6140.4 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                   7467.7 lpm   (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                   1028.6 lpm   (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead                        2483824.3 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0   54182040.6   4642.8
Double-Precision Whetstone                       55.0      12646.3   2299.3
Execl Throughput                                 43.0       3450.8    802.5
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0     286494.5    723.5
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0      79440.3    480.0
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0     709624.9   1223.5
Pipe Throughput                               12440.0     808905.5    650.2
Pipe-based Context Switching                   4000.0     253394.6    633.5
Process Creation                                126.0       6140.4    487.3
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4       7467.7   1761.2
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0       1028.6   1714.4
System Call Overhead                          15000.0    2483824.3   1655.9
                                                                   ========
System Benchmarks Index Score                                        1114.0

1.5GHzがシングルスレッドが約350、マルチスレッドが約800というスコアから 2.0GHzではシングルスレッド約416、マルチスレッドが約1110というスコアに変わりました。 マルチスレッドであれば設定値1.3倍くらいのスコアになったかなというところでしょうか。 シングルスレッドではクロックアップの効果はそろそろ効果が薄くなっているようです。

おわりに

RaspberryPi4Bはちゃんとした電源を使った方がパフォーマンスが高いのかもしれません。今後は気をつけていこうと思います。 クロックアップの企画はこれにて終了です。

参考

uepon.hatenadiary.com

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【RaspberryPi】つよつよなCooling Fanを装着してオーバークロックにチャレンジ!

前回のエントリでRaspberryPi4BのCPU温度を可視化しました。そこで使用したつよつよヒートシンク+FANであるICE Tower CPU Cooling Fan for Pi 4を使用しました。 非常にすごい冷却性能で、80℃まで上昇していたCPU温度を50℃程度まで抑えることができました。 で、先のエントリでかけなかったことをちょっと書いてみたいと思います。

ICE Tower CPU Cooling Fan for Pi 4(以下ICE Tower Fan)の情報はこちらになります。

jp.seeedstudio.com

このファン自体の性能は既に分かっていますが、ベンチマーク時以外ではどのような冷却性能があるかわからないので、これもグラフ化してみます。

また、CPUのクロックの状態も以下のコマンドで取得可能です。そこで、Node-REDで作成したダッシュボードにこの値も表示する様にします。 負荷がない場合にはCPUのクロックが下がり、負荷があるときにはクロックがアップするようになります。

 $ vcgencmd measure_clock arm
frequency(48)=600169920

以下はRaspberryPi4で取得した値になりますがRaspberryPi4Bではアイドル時には700MHz程度になり、負荷がある場合にはクロックが1.5Mhzまで上昇する様になっています(非オーバークロック時)。

f:id:ueponx:20200514125400p:plain

Node-REDのフローは以下のようにしています。このエントリの一番下に出力したJSONをおいておきます。

f:id:ueponx:20200514125130p:plain

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【RaspberryPi】Node-REDでCPU温度の可視化を行ってみる【後編】

【前編】に引き続いてNode-REDでCPU温度を可視化を行っていきます。

f:id:ueponx:20200511192621p:plain

【前編】では以下の作業を行いました。

  • RaspberryPiのCPU温度設定を取得
  • Node-REDのDashboardノードのインストール

【後編】では以下のようなことを行っていきます。

  • Node-REDのフローを作成しDashboard
  • Raspberry Pi 4Bに負荷をかけて温度変化をみる
  • Raspberry Pi 4Bに熱対策を施してどれぐらい違いがあるかをみる

【参考】

uepon.hatenadiary.com

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