デル アンバサダープログラムに当選したのでゲーミングPCのレビューしてみました2023(その1)

このエントリはデル アンバサダープログラムから「デル アンバサダー限定!Alienware体験モニター」としてPCをお借りすることができたので、その感想を含めた内容です。正直いうと個人的にデルさんからはPCを購入したことはありませんが、仕事では偶に購入する機会はありました。印象としてはほどほどのいい評価というような心象でしょうか。

以前にも同モニタープログラムでゲーミングノートPCをお借りし、印象は非常に良い印象でした。ただ、普段はミドルロー帯のPCを使用していることもあり、スペックに合わせた外装の良さが価格に見合うのかというと難しい感想を持っています。しかし、最近のゲーミング機器の高騰を考えると、ゲーミングノートPCをもし購入したら、何年間使うかなということまで考えると、外装の良さも評価対象になるよなと最近は思うようになりました。とはいえ、個人の意見です。

今回の内容はスペックという点で感想などを書いていこうと思います。

前回のモニタープログラムのエントリ参考

uepon.hatenadiary.com

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ゲーミングPCのスペック

お借りしたPCは「Alienware m16 ゲーミング ノートパソコン」となります。以下のページにあるものですが、CPUはIntel Core i9のものになります。

www.dell.com

主なスペックは以下の様になっています。

項目 スペック
プロセッサー 第13世代インテル® Core™ i9-13900HX
オペレーティングシステム Windows 11 Home
グラフィックスカード NVIDIA® GeForce RTX™ 4090
メモリ 16GB, 2x8GB, DDR5, 5200MT/s
ストレージ 1TB SSD
ディスプレイ 16.0インチ ディスプレイ Quad HD+ (2560X1600) 165Hz

今回は初めて、Core i9のプロセッサを使用するのですが、コア数、スレッド数がすごいです。

電源を投入する

電源を投入するとWindows11の初期設定が始まりますが、このあたりは特に一般的なものです。 セットアップが完了すると以下のような画面になります。ブランドであるALIENWAREの壁紙がちょっと差別感があってよいかも(自分は壁紙は単色黒波なのでいつもなら変更しますが)

そして、まず第1のお楽しみであるタスクマネージャーの結果を確認します。

24コア、32スレッド!さすがに度肝を抜かれます。自宅では最近ようやく8世代くらいのCore i5あたりを使用しているのでこの差はかなり衝撃的でした。以前からCore i9は爆熱仕様ときいていましたが、このコア数なら納得です。ただ、もう少しCPUファンの音がうるさいのかなと思ったのですが、予想していたよりも静かに感じます。自分の使用しているノートPCと同程度に感じました。まあ、アイドル時のファンの音なんてそんなでもないのでしょうけど。

続いてはGPUです。このPCのCPUはグラフィック内蔵のものなのでGPUが2つ見えていますが、メインで使用するのはNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopとなります。最近よく使うGTX 1650は4GBのVRAMですが、このGPU8GBのVRAMを持っています。ノートではハイスペックの部類になるでしょう。

ただ、気になるのはCPU、GPUと比較してメモリの搭載量が16GBとなっている点でしょうか。その他のスペックをみるとちょっと見劣りしますね。足りなくなったら増設となるのかもしれませんが、2x8GB(DDR5)という設置だと、総入れ替えになってしまうので出費が微妙ですよね。

ハードウエアの様子を詳細に見る

先程はハードウエアのスペックをタスクマネージャーから確認をしましたが、細かな部分の表示が行われないので、詳細については以下のアプリで確認をしていきます。

www.cpuid.com

www.techpowerup.com

crystalmark.info

www.cpuid.com

CPU-Zの情報

CPU-Zはハードウエアの様々な情報を表示することができます。

まずはCPU情報。CPUは先程のスペック通りCore i9-13900HXとなっています。コア数がPコアが8つ、Eコアが16つあり、スレッド数は32となっています。 Pコア、Eコアは12世代移行のIntelプロセッサに導入されたものです。Pコアは性能重視、Eコアは省電力重視という位置づけで、OSがうまくこれらのコアを使い分けることで、消費電力と性能の両立を図っているそうです。TDPが55Wなので、そこまでの省電力仕様ではないのかもしれませんが、以前に比べれば大きく変わったような気がします。

マザーボードの情報としてはHX770が使用されているという程度の情報でしょうか。

メモリの情報としてはDDR5メモリが16GB搭載されている点が挙げられていますが、CPU、GPUのスペックを考えるなら少しもの足りないのかも。ハイスペックのゲームしながら別のことをするには少し厳しいのではないかと思います。

グラフィックの情報としては先程もでていたRTX 4070 Laptopが搭載され、VRAMが8Gとなっています。NVIDIAの第4世代のグラフィックカードとなりますが、TDPが90.0Wとかなり省電力になっています。ただ、気になるのは全世代までのグラフィックス カードのバス幅からかなり細くなってしまった点かなと思います。以前のゲームに比べてDLSSなどのAI機能を使用したフレーム補完によってバス幅を絞ることができたのかなと思うのですが、192bitからかなり削られた印象です。

ここではグラフィックスの機能の詳細までは確認できないので、続くGPU-Zに続きます。

GPU-Zの情報

GPU-Zは主にGPUあたりの情報の表示に特化した表示ができます。このPCのCPUはグラフィック機能が搭載されているので2つとも情報を表示します。

CPUのグラフィック情報

GPUのグラフィック情報

表示される情報の内容については詳細は詳しくわかりませんが、下にあるComputingにCUDAのチェックがついているのがわかります。

CrystalDiskMarkの情報

CrystalDiskMarkはストレージのスピードを確認します。計測したのですが、びっくりするほど高速です。SATAしかほとんど使用していないので、最近のM.2 SSDはここまでスピードがでるか!

ベンチマークのスピードが単純に使用感につながると思いませんが、ここまででると大きく違うでしょうね。このPCは全部高速なので、ストレージだけが速いということはわかりません🙂

CPUベンチマーク

ここまできたので、CPUのベンチマークCINEBENCH(R23)で計測を行ってみます。

ベンチマーク中のファンの音は結構しますが、全世代のPCに比べてもうるさいというわけではありません。また本体が熱くてさわれないということはなかったのでその点ではかなり優秀なのだと思います。

CPUベンチマーク後のCPU温度

温度の話がでたので、CPU温度はベンチマーク直後のHDMonitorで表示しています。CPUのMaxの温度(temperatures)は98度になっています。 多分、ベンチマークではサーマルスロットリングが発生しているので途中で処理効率が落ちていると考えられます。 ただ、計測後急速にアイドル状態になり48度になっているので、冷却性能は非常に優れているといえるでしょう。

結果としてはCore i9のフル性能を活かすことはできていませんが、構造的にかなりの冷却性がよいのではないかと推測します。

ゲーム性能

これまでは一般的なノートPCの情報でした。折角のゲーミングノートPCなのでゲームのベンチマークを見てみたいと思います。このあたりのスペックとなると中堅どころのゲームのベンチマークをしても仕方ないので、結構重めのゲームで試そうと思ったのですが、ベンチマークに使用できそうなものがなかったのでFinalFantasyXVFinalFantasyXIVを使用してみます。

ここまでのスペックだとDLSSなどの機能を使ったゲームのCyberpunk 2077などをテストするべきなんだろうなあとは思います。余裕があればやってみようかなとは思っています。

FinalFantasyXVのベンチマーク

ベンチマークのパラメータとしては以下で計測しています。

  • 高画質
  • ウインドウ
  • 3840x2160(4k)、2560x1440(WQHD)、1920x1080(FHD)

3840x2160(4k) ベンチマーク→ スコア4593(やや快適)

2560x1440(WQHD) ベンチマーク→ スコア8199(快適)

1920x1080(FHD) ベンチマーク→ スコア11084(とても快適)

この3つのベンチマーク結果からRTX 4070 LaptopFFXVではWQHDあたりの解像度がいいのかなという印象です。 といっても4Kでも遊べなくはないかなというところでしょうか。4k解像度重かった部分は以下のチョコボで走る部分になります。チョコボの羽なんでしょうか。

また、FinalFantasyXVベンチマーク後のGPU側の温度も確認しておきます。HotSpotが85度になっているのでCPUと同様に冷却性能は高いようです。ただファン音はかなり大きくなってしまうのは致し方ないかなと思います。

FinalFantasyXIVのベンチマーク

FinalFantasyXVに比べれば軽めのゲームになりますが、こちらもベンチマークを計測してみます。 ベンチマークのパラメータとしては以下で計測しています。

  • 最高画質
  • ウインドウ
  • 2560x1440(WQHD)、1920x1080(FHD)

2560x1440(WQHD) ベンチマーク→ スコア22593(非常に快適)

1920x1080(FHD) ベンチマーク→ スコア15903(非常に快適)

温度に関してはこちらもHotSpotが85度なので、問題ないでしょう。

おわりに

今回モニタさせていただいているゲーミングPCは本当に素晴らしい性能です。普段は3Dゲームをあまりしないので、今回も生成系AIを中心にベンチマークなどをしてみたいと思います。

前回のモニタプログラムでは以下のPCを使用していて、WSLでUbuntu を起動し、CUDAのベンチマークをしていました。

  • PC : DELL ALIENWARE M15 R3ゲーミング ノートパソコン
  • OS : Windows 10 Home(64bit)
  • GPU : NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER 8GB GDDR6 with Max-Q Design

今回はStable Diffusion Web UI(Automatic1111)などを使用して使用感を見てみたいと思います。こちらのほうがPCのリソースを消費が激しいのでパフォーマンス計測には向いているでしょう。

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