前回からデル アンバサダープログラムでお借りしたゲーミングPCのレビューをしています。今回はその第2段です。その1では外見やポート、ACアダプタなど外見に関わる部分をみていきましたが、今回はゲーミングに関わる部分をみていきたいと思います。
自分はSTEAMでゲームをしていますが、内容はメトロイドヴァニア系と推理系のゲームしかしていません。そのため3Dバリバリのゲームに関してはあまり行っていません。STEAMのゲームは法人向けの小型中古PC(HPのものを使っています)にGTX1650 を内蔵させてやっています。それでもほとんどストレスがないので、3Dゲームに関する需要はないのかも。今回は折角のRTX2080 Superという環境なので、3Dゲームのベンチマークもとってみたいと思っています。
PCのスペックをみてみる
PCのスペックは基本的には以下のページを見れば一目瞭然ではありますがPCからはどう見えているのかも確かめてみたいと思います。
まずは、タスクマネージャーのパフォーマンスタブを見てみることにします。
CPUは第10世代のCore i7 10750Hとなっています。6コア12スレッドになっています。今まで触っていたのは4コア8スレッドがほとんどだったので、初めての体験です。グラフを確認するとまだまだ余裕はありそうです。メモリも32GBなのか…いままでこんなスペックのPCは触ったことないです。
つづいてはGPU側をみてみます。GPUはIntel UHDグラフィックスとNVIDIA Geforceが搭載されています。
Intel UHDグラフィックスはこんな感じ。(あんまり良くわかっていない)
NVIDIA Geforce RTX2080 Superはかんな感じ表示されていました。
表示されている情報があまり詳しくないので今度はCPU-ZとGPU-Zでも確認をしてみます。
CPU-Zは以下からダウンロードできます。
いろいろな情報を確認できますが、ここではCPU、メインボード、メモリを確認してみました。
TDPは45Wなのか。昔に比べるとかなり低いですね。ノート向けということもあって低いのかもしれませんが。
続いて、メインボード側はPCI-Express3.0となっています。
メモリはDDR4のデュアルチャンネルになっているようです。16GBの2枚構成なのか…これもすごい。
このままではスペックはわからないのでベンチマークを行ってみます。
GPUの情報はGPU-Zを使ってみていくことができます。ダウンロードは以下からできます。
Intel UHDグラフィックスはこんな情報になっています。堅田ログではなかなか見られないので詳細が見られていいですね。
続いてはGeforce側の表示となります。メモリサイズやバス幅も見れるようになっているのか。
CPUのベンチマーク
CPUのベンチマークを行ってみます。CPUベンチマークはYouTubeなどでもよく見る指標になっているCINEBENCH R23を使用することにします。(CINEBENCHはバージョンはいろいろありますが、最新版にしておくことにしました)ダウンロードは以下から行います。ページ中程にあるので、間違えないようにしましょう。
CINEBENCHを起動するとこんな感じになります。画面左側にある【Start】ボタンをクリックすればベンチマークを計ることができます。上がマルチコア、下がシングルコアのベンチマークになります。
マルチコアは77610pts
シングルコアは1164pts
ノート用のCPUでいうとRyzen5 4600Uなどと同じくらい?でしょうか。デスクトップ向けのCPUとの比較ではかなり差がでてしまいますが、ノート用だとそこまでの差はないのかな?Core i7もハイエンド系のはずなのだけど…。コア数の違いはありますが、Ryzen系のコストパフォーマンスの良さが光る結果なのかもしれません。
ストレージ系のベンチマーク
ストレージ系もみてみます。自分はSATAのSSDしか使用していませんでしたが、最近のPCのはNVMeのSSDになっているので、どのくらい高速になっているのかも見てみます。
CrystalDiskInfoとCrystalDiskMarkで状態を確認してみます。
まずはCrystalDiskInfoで状態を確認してみます。搭載されているのはWestern Digital製のSSDが搭載されているようです。起動時間が20時間って…貸し出しようだったらもう少し時間が経過していてもいいような気がしますが。
続いて、CrystalDiskMarkの値をみてみます。
値が自分の使用していたPCとかと桁違いに高速です。特にシーケンシャルは本当に違いのある値。この値ならもっと体感に高速さを感じてもいいような気がしますが、そこまで高速さを感じないのは人間の感覚ではもう頭打ちなのかも?大容量コピーでもしないと恩恵を感じないのか。とりあえず、ストレージは高速なのでこれでストレスを感じるようであれば、違うアプローチが必要かもしれません。
結論、ストレージはとにかく速い。
GPUのゲーミング性能をみてみる
あとはGPU側の性能を見ていく必要がありますね。メーカーさんとしては、この部分を評価してほしいのだろうなあと思っています。
では、いろいろ3Dなゲームはあるのですが、FPSゲームは死ぬほど下手なので、見た目派手なゲームのベンチマークをやってみます。モニタのタイミングではあるので、Apex Legends
やFortnite
なんかも入れてもいいかもとは思っています。
今回のベンチマークはFINAL FANTASY14とFINAL FANTASY15のベンチマークを行っています。ドラクエベンチをやってもよかったのですが、どうせ「快適」判定になると思うのであえてやっていません。
FINAL FANTASY14のベンチマークを行ってみました。設定をしないとGPUがIntel UHD側が使用されてしまうので、設定で変更しておきましょう。その他設定は1920x1080、高品質(ノートPC)、フルスクリーンと変更し、実行すると「非常に快適」の判定。まあ、この世代のGPUであれば2kのゲームもサクサクなります。
続いてはFINAL FANTASY15のベンチマークになります
まずは高品質、1920x1080、フルスクリーンで行ってみます。FF14はやはり前世代的な印象がありましたが、FF15はグラフィックがかなりきれいです。
ただ、なんとなく動きがカクつくことがあるような…他のゲームをやったことがあるわけではないのでなんとも言えないのですが、少しそういう印象を受けました。2kなら全く余裕だと思ったのに。
スコアは8580で「快適」となりました。設定によってはもう少しスコアは良くなりそうですが、FF15はやっぱり重いみたいですね。
設定を「標準品質」に変えたところ、「とても快適」になりました。先程あった画面のカクつきがなくスムーズに感じたので、高品質ではパワーが足りなかったのかもしれません。
おわりに
今回はPCを起動してのスペック確認とゲーミング性能のベンチマークを行ってみました。
予想以上にスペックは高くほとんどのゲームでその能力を出してくれるような気がします。ただ、FF15がここまでスペック要求が厳しいとは思っていませんでした。ここまでくると、このノートがということよりもデスクトップでやれという印象に変わってきます。とはいっても、持ち運びもできる状況でのこのスペックは羨ましい限りです。借り物だし…
次はどうなるかわかりませんが、GPUやゲーミングの性能がはかれるようなことをしてみようかなと思います。本音をいえば開発にも使ってみたいので、なにかベンチマークできるものがないか探してみたいと思います。