Docker初心者必見!『What's Next...』メッセージを非表示にする設定方法

Dockerでコンテナを触っているとdocker run実行後に以下のような表示が出たことはないでしょうか。ここ最近DockerでOllamaを触って、そのころから毎回出力されている状態です。

What's next:
    Try Docker Debug for seamless, persistent debugging tools in any container or image → docker debug ollama
    Learn more at https://docs.docker.com/go/debug-cli/

情報としてはデバック関連のサジェストみたいなものなので、コマンドの実行自体には問題はありませんが、毎回出るとちょっと勘弁してほしいなと思いました。そこでこの対応策を調べたのでメモしておきます。

調査

そもそも自分だけが発生しているのかを調べてみると、そこそこ発生している方も多いようで検索するとヒットしました。(ChatGPTなどは追いきれていない情報のようです)

forums.docker.com

この情報を参考にすると以下の様な解決策がありました。

解決策①

解決策:コンテナで実行を行う際にdocker exec -itからdocker exec -tにする

ものすごく単純ですね。1プログラムしか実行しないので-iオプションつまりInteractiveを解除して問題ないと思います。

# What's nextが表示されるパターン
PS> docker exec -it ollama ollama run llama3.1

# What's nextを表示させないパターン
PS> docker exec -t ollama ollama run llama3.1

解決策②

環境変数を設定する。

環境変数DOCKER_CLI_HINTSの値をfalseに設定することで、表示を消すことが出来るようです。

# Ubuntuの場合
$ export DOCKER_CLI_HINTS=false

Windowsの場合は以下の様にして環境変数の設定を行ってください。

解決策③

Docker Desktopを使用して設定を行う

最後はDocker Desktopを使用する場合です。基本的にはこれが一番楽な設定です。とはいえ、ライセンス的には使用できないこともあるのでその場合はご注意ください。

orbisius.com

Docker Desktopを立ち上げ、上部にある【⚙(Settings)】アイコンをクリックし、

【Settings】の【General】の画面で下にスクロールして

【Show CLI hints】のチェックボックスをオフにして、【Apply & restart】ボタンをクリックします。

これでOKです。(restartなので設定変更をするタイミングは調整してください) 先ほどの環境変数を設定しておけば、この値をオフしていなくても表示は行われません(前述の環境変数が優先されます

おわりに

突然発生したWhat's next: ...のメッセージですが、表示を消すことができるようになりました。

個人的には解決策③がおすすめですが、ライセンス的に難しい方もいると思うので、万人には環境変数の設定となる解決策②をおすすめします。

デフォルトでこのメッセージを表示してくれないと良かったのに~と思う感じではありますが😥

/* -----codeの行番号----- */