前回に引き続きゲーミングPCのレビューをしてみたいと思います。今回はいままで取り上げなかった外観に関する点となります。
参考
外観について
今回使用しているのはPCはAlienware m16 ゲーミング ノートパソコンですがスペックの詳細に関しては以下のページより御覧ください。
主なスペックは以下の様になっています。
項目 | スペック |
---|---|
プロセッサー | 第13世代インテル® Core™ i9-13900HX |
オペレーティングシステム | Windows 11 Home |
グラフィックスカード | NVIDIA® GeForce RTX™ 4090 |
メモリ | 16GB, 2x8GB, DDR5, 5200MT/s |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレイ | 16.0インチ ディスプレイ Quad HD+ (2560X1600) 165Hz |
ノートPCではありますが、16インチなのでかなりの大きさと重量でカタログ重量は3.25kgとなっていました。さすがにちょっと気軽に持ち歩くには無理があるかなと思います。また、これを鞄などに入れるということも考えたのですが、一般的なPCをいれる鞄は15インチぐらいが限界で、自分も帰省時にもって帰ろうかなと思ったのでうが、どうしても鞄に収まらず断念しました。
手触りはかなり高級感があり、非常に良い印象です。前回お借りしたゲーミングノートPCも手触りが良かったのですが、今回はアルミ加工っぽい雰囲気なので更に高級感を手触りから感じることができるかなと思います。
天板にはAlienwareの名にふさわしくエイリアンのロゴがあり、電源をつけると光ってくれます。
また、ACアダプタはかなり大きいのでこの辺りは設置場所も含めて検討をしていないとちょっとハマるかもしれません。
といっても、ゲーミングノートPCのACアダプタが小さいということは今までもなかったので覚悟しておきましょう。比較対象においているのはプラレールになります。
ポート・インターフェース類
ポートインターフェースに関しては本体の裏側(後ろ側)と左側にしかありません。ゲーミングという位置づけもありマウス位置にケーブルを接続するといったことを避けての設計なのだろうと感じましたが、数量的には物足りない印象はあります。
やはりHDMI
などディスプレイ接続ポートと電源ポートがが後ろ側にあるのは使いやすいかなと思いました。大きさのため、ほぼ固定して使用すると思いますので、ケーブルのレイアウトはしやすくなると思います。また、USB Type-C
もThunderbolt対応
している点では拡張性は見込めそうです。
個人的にはUSB Type-A
の端子が左側に1つしかない点はちょっと微妙かなとおもいました。また、有線のLANポートに関しても左側面ではなく、後ろ側に回したほうが使いやすそうだなというところです。ガチのゲーム勢であればいらないかもしれませんが、ライトなエンジョイ勢からすると普段使いすることもあるのでそのあたりも考慮されていると良かったと感じます。
キーボード
キーボードに関しては日本語キーボードのタイプをお借りしています。16インチなので、キーピッチが狭くなるといったことは全くなく、ノートPCにしては打ちやすい部類に入ります。ゲーミングと銘打つこともあり、カラフルなバックライトが点灯できる点もささる人にはささるでしょう。ちょっと気になったのはEnterキーの右側のキーの配置でしょうか。自分はこちら側にキーがあると打ち間違う可能性を考えてちょっと嫌だなという気分になってしまいます。カーソルキーがしっかり大きいという点があるのに、この配置でがっかりするノートPCは結構あります。
今回の機種ではこの部分に割り当てられている機能は音声のボリュームのアップダウンやミュートなどのキーに割り当てられているので、そこまで困ることはないのですが、いっそのことなくしてもらったほうが気分的にはいいのになあと感じます。
動作音、熱事情
ゲーミングノートPCではこの点は外せないかもしれません。動作音に関して起動時もファンの音はそんなに気にならない程度だったので結構驚きがありました。なにせ、コア数が半端ないので、起動時の音声もしっかりうるさいだろうなと予想していたのですが、今回はその予想を翻してくれました。流石にベンチマークなどを行うと大きな音がしますが、旧世代のゲーミングノートPCの負荷が少しかかっているのと同程度のファン音だと思います。
熱も、本体からはあまり感じませんでした。ファンがうるさく感じるときでも発熱に関してはそれほど感じていません。
本体背面のスリットや内部のヒートパイプなどの工夫がほどこされているのだろうなとメーカー側の努力が伺えます。
おわりに
16インチにすることで、画面解像度が広くなったり、キーボードが打ちやすくなったという点でかなりいい線にいってるかなと思いました。ただ、ポート類の偏りやUSB Type-Aのコネクタが少ない、Enterキーの右側にキーがあるなどの普段遣いにはちょっと厳しい面もあるかなと感じます。とはいえ、完成度は高い商品だとは思いますので、ゲームガチ勢もエンジョイ勢もここ数年はちょっとやそっとではスペック不足にはならないでしょう。バランスはかなりいいと思います。
参考