古いPCをつかうことがあったので使用するかどうか考えていました。Windows7世代のPCではありましたが、実際に動作させてみるともっさりとした動きでした。さすがに古いPCでもあったのでHDDが搭載されているので動作が遅いのであろうと思ったのですが、調べてみるとSSDが搭載。それにしたは遅すぎるよな~というところからはじまる今回のエントリーとなります。
標準搭載のストレージの情報とスピードを計測してみる
本体の型番は‘‘‘MB-B500E‘‘‘(Windows10/15.6inch/1366×768/Celeron/4GBメモリ/SSD120GB)でした。2016年にマウスコンピューターから発売されていたようです。
ストレージの情報を取得するのは
CrystalDiskInfo
とCrystalDiskMark
の2つで行っています。このあたりは大定番だと思いますのでリンクのみのご紹介にします。
CrystalDiskInfo crystalmark.info
CrystalDiskMark crystalmark.info
実際に情報の取得を行うとこんな感じでした。
総容量が120GBなのはかなり微妙な雰囲気ですが、Celeronだしなあと思うとこのレベルでもいいような気がします。(64GBでは心元ありませんが、それ以上であればなんとな触れなくもないかなという印象です)
CrystalDiskInfo
のリードエラーレートの最大値、最小値がやばいのかなっていう値でした(この時点では勘違いしていたのですが、値の意味は後からわかります)
でも書き込み系のベンチマークがかなり遅いですね。世代的なものなのでしょうか?
割と使用には厳しい状況だったので、SSDの換装を行うことにしていきます。
PCの分解
分解そのものは難しくはないのですが、裏面を取るには工具があると便利です。
最近のPCはメモリやストレージを交換するのに裏蓋全体を開ける必要があるような形が多くなったような気がします。昔はメモリ部分限定であけることができるものだったりしたのですが、最近は変わったようです。メンテナンスを考えるとちょっと 最近のものはネジをすべて外すだけではなく蓋がツメで止まっているのでギターピックのようなものがないとなかなかあかないと思います。ドライバーなどで裏蓋を外すのはPC本体が傷だらけになるので厳しいです。
自分は精密ドライバーやトルクスドライバーなども欲しかったので以下を使っています。
また、今回換装するSSDはシリコンパワー
製のSSDとなります。写真の左がデフォルトのSSD(キングストン
製)、右が新規購入したSSD(シリコンパワー
製)となっています。
今回の購入はあきばおー
さんで2000円ぐらいでの購入したものになります。
Webでは品切れになっていますが、実店舗は普通に購入できます。 裏蓋さえあいてしまえばそれほど難しい作業ではありません。ストレージのマウンタを取り外せば簡単に交換ができます。分解してからわかったのですが、このPCはmSATAも搭載できるようです。
換装後のSSDの情報を取得する
換装前に搭載されていたSSDを‘‘‘EaseUS Todo Backup‘‘‘のフリー版でクローンして換装を行っています。Free版でクローンができます。ただ、起動時には結構購入のボタンがでてくるので気を付けましょう。
EaseUS Todo Backup jp.easeus.com
ランダムリードの値、ライトの値は大きく向上しました。ただ、‘‘‘CrystalDiskInfo‘‘‘のリードエラーレートの値が変化していません。
リードエラーレートについて調べてみたのですが、
「リードエラーレート」はデータ読み込み時にエラーが発生した数値です。項目IDは01となります。読み込み不良はディスクやヘッドなどの故障が疑われます。ただし、正常状態でもある程度はリードエラーが発生する場合もあるため、閾値を下回らない場合は正常であると判断しても構いません。
参考
つまるところ閾値の値を下回るとNGになるということでした。エラーレートと書いてあると逆っぽく感じる…。読み間違いをしていました。まあ速度が遅かったので、入れ替えしてよかったかなと思います。
対象のPCはヒートシンクに熱伝導用のパイプがついていないので廃熱に関してはかなり問題ありでしたので、グリスなどの塗り替えはやめました。
おわりに
2000円で購入したSSDでマシな環境になりました。ただ、過去のCeleronN3150搭載PCではパフォーマンスを期待しても仕方ないので、追加投資での改善はこんなところかなと思います。放熱ファンの音が少しおとなしくなったのはよかったでしょうか。