DragonBoard 410c(Debian)でUSB接続のWebCamを使用してみる

DragonBoard 410c(Debian)でUSB接続のWebCamを使用してみる

なんとなく気になったので調べてみました。 結論からいうとUVC対応のものであれば問題なく使用できるようです。

接続

カメラをUSB接続します。

【接続前】

$ lsusb 
Bus 001 Device 003: ID 0b95:7720 ASIX Electronics Corp. AX88772
Bus 001 Device 002: ID 0424:2513 Standard Microsystems Corp. 2.0 Hub
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub

【接続後】

linaro@linaro-alip:~$ linaro@linaro-alip:~$ lsusb 
Bus 001 Device 004: ID 0b95:7720 ASIX Electronics Corp. AX88772
Bus 001 Device 003: ID 045e:075d Microsoft Corp. LifeCam Cinema
Bus 001 Device 002: ID 0424:2513 Standard Microsystems Corp. 2.0 Hub
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub

以下のエントリが一覧に追加しているので認識は問題ないようです。

Bus 001 Device 003: ID 045e:075d Microsoft Corp. LifeCam Cinema

念のため/dev/videoデバイスも追加されているか確認します。

$ /dev/video*
/dev/video0  /dev/video1  /dev/video2

問題なく生成されています。

$ sudo apt-get install guvcview

キャプチャしてみる

RaspberryPiとはことなり静止画のキャプチャのアプリケーションがないのでインストールを入れる必要がありそう?だったので、guvcviewインストールしてみます。

GTK+ UVC Viewer

インストールは以下でOK

$ sudo apt-get install guvcview

インストールするとX側の【サウンドとビデオ】のメニューにも反映されるので、マウスでクリックして起動します。

Xをリモートデスクトップ接続で開いて

f:id:ueponx:20170722065449j:plain

起動すると(オーディオ関連でWarningがたくさんでますが)

f:id:ueponx:20170722065453j:plain

メニューが出ましたというか、あれ?キャプチャ映像のウインドウは?

もしかしたらリモートデスクトップ接続だとだめなのかなと思って、HDMIモニタに接続したところ無事に表示されました。HDMI接続をしているとリモートデスクトップ接続していても、起動はできるようです。(どうも起動時にHDMIを接続している・いないかが関係している様です。) RaspberryPiではこういうことはなかったので多分設定があるんだろうなーと。

f:id:ueponx:20170722065457j:plain

HDMI接続していれば、リモート側にも画面出力は行われる。(ちょっとわかりにくい)

また、デフォルトでも【グラフィックス】のメニューにWebカメラアプリがあったので【ウェブカムビューア】(実体はcamorama)を使って見ると

f:id:ueponx:20170722065445j:plain

f:id:ueponx:20170722065440j:plain

こちらは問題なさそう。

謎すぎる…guvcview起動オプションで対応可能のかもしれない。

あと、RaspberryPiのようにコマンドライン上からraspistillで静止画をキャプチャするようなコマンドが見当たらなかったのでfswebcamをインストールしてみました。

$ sudo apt-get install fswebcam

実行は以下でOK

$ fswebcam sample.jpg
--- Opening /dev/video0...
Trying source module v4l2...
/dev/video0 opened.
No input was specified, using the first.
Adjusting resolution from 384x288 to 352x288.
--- Capturing frame...
Captured frame in 0.00 seconds.
--- Processing captured image...
Writing JPEG image to 'sample.jpg'.

こんな感じで使用はできました。

終わりに

RaspberryPi同様(?)にWebカメラが使用できました。

あとは、pythonとかnode.jsからの使用ができるかが気になるところです。 となるとOpenCVも入れなきゃなあ。

/* -----codeの行番号----- */