2025年度は、社会人大学院生として大学に通っていました。そんな中で、一番の敵は内容の「難しさ」より「時間」と「体力」と「視力(老眼)」だと気づきます🥲🥲🥲
自分は休職していたので、1日に数個の講義とゼミとなりました。夜間、週末は課題で疲れている。やる気の問題というより、物理的にツライ印象。
とはいえ、最後の方はかなり割り切っていたようにも感じます。
道具で殴る。仕組みで殴る。事故を減らす。
もちろん「本質は理解すること」なんだけど、理解するための土台として道具はめちゃくちゃ効く。 自分には過ぎ去った過去ではありますが、それでも誰かの役には立つかもしれないですし、ここで、自分が実際に使って「これは助かった」と思ったものを、カテゴリごとにメモしておこうと思います。
【まず結論】iPad & ペンは強い(ファイナルアンサー)
講義で一番便利だったのは、たぶんこれ。iPadとペンがあると、PDF資料に直接書き込めるし、図も式も雑に書ける。手書きは理解の速度が速い。タイピングで打つより、手を動かして書いたほうが頭に入ってくる感覚がある。
紙のノートでもいい。でも社会人の場合、「後で探す」「後でまとめる」がセットで来る。検索できるデジタルが勝つ場面が多い。あと、荷物が軽くなるのも地味にありがたい。いろいろあってから大学に行くこともあるので、カバンの中身は少ないに越したことはない。
私は中古のiPad mini4を使っていましたが、スペックはほぼ関係ないです。ペンさえ使えればこの便利さは享受できます。ペンも純正の必要はないです。3COINSのペンをつかっていました。
新しくでたMacbook Neoもいいですけど、手っ取り早く効果をあげるにはiPad&ペンです。
先日はこんなこと書いているクセにと言われそうですが…🙄
でも実は"周辺"が大事で、ここで快適さが決まる
iPadが強いのは前提として、講義を回していくと「周辺装備」がじわじわ効いて来ます。
角度固定のスタンド
地味なんだけど、長時間の講義で首と手首が死なない。これは大きい。
机が狭い教室でも、スタンドで高さを作るだけでだいぶラクになる。「角度が変わるだけでこんなに違うのか」と思った。
キーボード
講義中は手書きで理解して、あとで清書やまとめをするときはキーボードが速い。
この「手書き → まとめ直し」のサイクルをやると、学んだ内容が脳に残りやすい気がする。一度手で書いて、もう一度言語化する。二度触れるから定着するのかもしれない。
でも、iPad以外にPCを持ち歩くのであれば、そっちで作業した方がいいですね。
付箋とか"小さな紙"
デジタルで完結する人もいるけど、私は紙の即応性も捨てがたい。充電切れとか、急に端末が使えない場面とか、保険があると精神が安定する。「あ、書くものがない」という状態にならないだけで、安心感がだいぶ違う。
最近は、アナログな筆記用具を持たない人もいますが、1本あるだけでかなり助かる場面もあったりします。
音まわり:集中力のコントロール
社会人大学院生は、講義の外側で戦っている時間が長い。通勤、移動、すきま時間。この「講義以外の時間」をどう使うかで、けっこう差がつく。
ノイズキャンセリングイヤホン
カフェや移動中の集中力が変わる。物理的にノイズを消すだけじゃなくて、自分の中で「学ぶモード」に切り替えるスイッチみたいな役割になっている。装着する=集中する、という習慣ができると強い。
録音にはルールが必要
録音は便利だけど、講義や大学の方針、講師の方向性がある。もし使うなら、録音OKか確認する → 共有しない → 保管期限を決める、までセットでやるのが安全。ここは雑にやると信頼を失うので、最初にルールを決めておくのが吉。
レポート・課題の生産性を上げるもの(ここが本丸かも)
講義を受けるだけならまだしも、社会人大学院生は「提出」まで走りきる必要がある。正直に言うと、ここが一番しんどい。
外部モニター
家で作業できるなら、モニターは最優先かもしれない。PDF文献を見ながらWordで書いて、メモも開く。画面が狭いとすべてが遅くなる。これは仕事でも同じだと思うけど、レポート作成のときは特に実感する。
文献管理ツール
レポートで詰まるのは、内容よりも「引用・参考文献」だったりする。論文を読んでいるときに「あれ、あの文献どこだっけ?」になると、探す時間がもったいない。早めに仕組み化しておくと、期末に泣かないで済む。いまならLLMの力でツールを作ってもいいかもしれないです。
あと、アブストを読んで興味もって読んだのに、論文最後まで読んでみたら「全然方向性違うやん」っていうのも普通にあるのでLLMであたりをつけるのもやったほうが時間短縮になりますよ。
充電環境(結局これ)
USB-C充電器、ケーブル、モバイルバッテリー。
講義中に電池が切れたら終わるので、ここは"便利グッズ"というより"必需品"。カバンの中に常備しておくタイプのもの。
あと、自分の通るところで周辺で電源が取れる場所などは広く調べておくといいですね。
無料・有料・学生無料のネットサービス
最近は「学生無料」が熱い。私はGemini、NotebookLM、Perplexityの学生無料サービスを使用していました。理由はシンプルで、調べる → まとめる → 構成を作るが速くなるから。もちろん、何でもAIに書かせるというわけじゃない。あくまで「下ごしらえ」に使う感じ。
*ざっくり理解したいとき → 要点整理 * 講義内容をレポートの形にしたいとき → 構成案の叩き台 * 言い回しを整えたいとき → 言い換えの参考
このあたりの効果はかなりあります。
あと、学生向けだと学校側で提供されるMicrosoft 365やGoogleApp系、そして、NotionやGitHub Student Packといった「教育向けの優遇」もある。大学のメールアドレスで使えるものが意外とあるので、まずは"使えるものを拾う"ところから始めるといい。 入学したらすぐチェックするのをおすすめしたい。
あと、LLMのAPIを使用する場合にはGoogle AI StudioやOpenAIを使用していましたが、これらにも無料枠があるので使用条件に問題のない方は検討してもいいかなと思います。
論文はWordで書いた(LaTeXは覚えない派)
私はWord派。社会人として、LaTeXを覚えても今後使わない可能性が高い。だからWordでいい。割り切りは正義
ただ、WordにはWordの事故がある。
- いつの間にか別名保存で増殖する
- 「最終版」「最終版2」「ほんとに最終版」問題が発生する🙄
- 戻したいけど戻れない
- 図表の元データがどこかに行く
心当たりのある人は多いんじゃないかと思う。
ここを救うのが GitHub(=Git) かもしれない、という話。
Word × GitHubでバックアップする(けっこう現実的)
Wordはバイナリファイルなので差分が見えにくい。でも、GitHubを「履歴付きバックアップ」として使うのは全然アリ。
自分のやっていたコツはこんな感じ。
- Privateリポジトリ前提(公開は危険) *コミットは「節目」でOK(毎回じゃなくていい)
- 補助で
outline.mdやchangelog.mdを置くと、何を変えたか追える - 図表は
figures/フォルダに元データも一緒に残す - PDFは提出版だけ置く(毎回入れるとリポジトリが重くなる)
つまり、Wordの弱点を「運用」でカバーするという考え方でした。さらに安心したければ、GitHub + クラウドストレージ(OneDrive / Google Drive)で二重化すると強い。私はこの組み合わせで運用している。
あと、LLMを使用することでWordをMarkdown化することも簡単にできるので、それをバックアップするとかなり効果があると思った。データも軽いしdiffもみえるし。
👉️正直、周りの学生でWordが落ちて数時間がパーになったという話(悲鳴)はほぼ聞いていない。それだけ環境が安定してきていること、バックアップ体制が浸透しているのではないかと思う。
そして最後の保険:USBメモリ
ここで急に原点回帰みたいな話が出てくる。
USBメモリ、要る
- 大学のPCがType-Aだったりする
- 自分のPCはType-Cだったりする
- ネットが不安定だったりする
- 印刷機がUSB前提だったりする
なので、Type-AとType-C両方使えるデュアルタイプがいい。容量は64〜128GBくらいで十分。USB 2.0は転送が遅いので避けたい。
ただし、USBメモリは紛失のリスクがある。入れるものは割り切る。
- 入れる → 提出用PDF、発表スライド
- 入れない → 個人情報、未公開データ
これだけでも事故がだいぶ減ると思います。自分はこれを使っていた。
【おわりに】社会人大学院生は"学ぶための環境づくり"が勝負
結局、勉強って気合だけでは続かない。特に社会人大学院生は、時間と体力の上限が低い。仕事と両立しながら学ぶには、精神論だけでは足りないと思う。
だからこそ、道具という仕組みで支えるのが大切。
- 学ぶのを速くする → iPad、AIサービス
- 提出までの摩擦を減らす → 外部モニター、文献管理サービス
- 事故を減らす → GitHub、充電環境、USBメモリ
- 体力を守る → ノイキャンイヤホン、スタンド
この辺りの「仕組み」を早く揃えられた人が、長く続けられる気がする。最初から完璧に揃える必要はない。自分のボトルネックに合わせて、一つずつ足していけばいい。
そして私は「道具で殴る」というストロングスタイルにするのがいいと思いましたという経験談でした🤩
