WSLのコンソールを使うようになってからPCの音声をミュートしています。それはコンソールでコマンドなどのTab補完を行っていると、候補を出すたびにベルがなっていたからです。一応以下の設定はしていたので、警告時のベルの抑止はしていました。
.bashrcに設定にベル抑止を追加する方法
# ~/.bashrcの最後に以下を追加 set bell-style none
しかしながら、この設定ではTab補完時のベル音の抑止できていませんでした。
Tab補完時のベル音の抑止
設定は.inputrcの設定で行います。内容は.bashrc同じです。
bashのすべてのベル音を無効化
# ~/.inputrcファイルに追記 echo 'set bell-style none' >> ~/.inputrc
設定反映
以下のコマンドを実行するか新しいコンソール開くと設定が反映されます。
$ bind -f ~/.inputrc
どうしてこの動きになるか
bashは入力時の対話な理にReadlineライブラリを使用しています。ここでいうTab補完時の処理(複数の候補がある場合のベル音を含む)はReadlineライブラリが制御しています。そして、Readlineライブラリの設定を行っているのが.inputrcとなっているため、ベル音の抑止を行うことできたわけです。
WSLならではの別解
WSLを扱うターミナルエミュレータの設定でベル音の設定を変更する方法もあります。
Windows Terminalを使用している場合は、設定【Ctrl+,(カンマ)】から、【プロファイル】>【既定値】>【詳細設定】で【ベル音を有効にする】のチェックでオフにします。

おわりに
ベル音制御は.bashrcと`.inputrc`の2つの設定ファイルが関係していました。
Tab補完時のベル抑止は.bashrcでの設定だけでは不十分で、Readlineライブラリが制御する補完時のベル音まで抑止するには.inputrcの設定が必要です。Windows Terminal自体の設定でも制御可能です。