先日(2024.05.29)、開催された『ビジュアルプログラミングIoTLT vol.17』に参加して、LightningTalk(以下LT)をしてきました。
今回のLTの内容は?
ビジュアルプログラミングということで、何を選定しようかなと思っていましたが、「Scratch
のあとは何かいいのか」、「プログラミングをするとどんないいことがあるのか」など保護者から尋ねられることがあったので、自分が保護者の目線であればどうするかなと考え、「Python
はできてると嬉しいよね」とか「とはいえ、キーボードでガリガリ書いていくと飽きるかもねみたいな感じで思いを巡らし、行き着いた1つがEduBlocks
でした。
EduBlocks
はAnaconda
(
)が管理するプログラミングを学ぶ環境でWebブラウザから操作することができるものです。またClassroom
という指導者向けの機能もあるので、これを元にして本格的に教えるといったことも可能のようです。
EduBlocksはAnacondaによる無料のツールで、PythonやHTMLのようなテキストベースの言語で、馴染みのあるドラッグ・アンド・ドロップのブロックシステムを使ってコードを学ぶことができます。(サイトの冒頭訳)
ブロックを組み合わせることでプログラムの作成を行うことはもちろん出来ます。
でも、こんなの子ども向けと思う方もいるかと思いますが、ライブラリを使用することでREST API
の呼び出しだってちゃんと出来ます。機能的なプログラムだってできるんです。以下のブログラムは気象庁の天気取得APIを使用していますが、複雑なJSONデータの取り扱いもライブラリを使用することで行えます。
ちょっと、スプライトがないのでゲームを作るといった見た目に楽しい事はできませんが、micro:bit
、CircuitPython
、RaspberryPi
などのIoT機器
と連携せさせる事もできますし、なんとブロックプログラミングでHTML
だって作れます。
このHTML
の作成に関しては、概念的にタグをブロックとしてみることでプログラミング的に扱えるのが面白いなと思いますし、作成したHTML
はテキスト状態でも同時にみることができるので、考えながらHTML
のソースコードとの対応がわかるといった点で初心者にも使いやすいでしょう。
おわりに
久しぶりにビジュアルプログラミング関連のLTをしてきました。他にもNode-RED MCU
、Scratch
、Noodl
などの話もあり新しい発見もありました。
次回は9月頃とのこと、ご興味ある方はぜひ覗きに来てください。