何日か前に書いていた「OSのインストールをしすぎてWindowsからアクセスできなくなったUSBメモリを復活させた話」というエントリですが、正常に復帰したと思ったのですが、ちょっと挙動が違っていたようです。
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動作の症状
対象になっているのは以下のUSBメモリSanDsik Urtra Fit 32G
です。
動作するといえば動作するのですが、かなり特殊な状態になっているようです。
PCなどのUSB2.0コネクタに接続すると使用可能、USB3系にコネクタに接続すると認識しません。
なぜこのようなことに気がついたかといえば、RaspberryPi4B
のUSBコネクタは3.0系と2.0系の2種類のポートを2つずつ、計4つ持っています。該当のUSBメモリを2.0のコネクタに挿すと問題なく認識するのですが、3.0系のコネクタに挿しても認識しませんというか、OSの動作がおかしくなるようです。(具体的にはシェルの入力を受け付けず、抜くと正常動作になる)これまではRaspberryPi3B
でチェックなどをしていたのでLinuxでは認識するという認識にしていたのですが、状況が違ってきました。
PC側でも使用できてはいたのですが、USBハブ(USB2.0対応)を経由していた(3.0対応だと誤解していたw)ので認識がされたということだったようです。
電源的な問題とも考えられますが、うまく行った場合のUSBハブはバスパワーなので、むしろ電源的な問題はハブ経由のほうが発生しそうですが、ちゃんと認識されています。
家にあったPCで色々接続しましたが、最近の3.0系USBのタイプAコネクタに接続すると認識はできないようです。
唯一あった、10年ほど前のノートPCであるAspireOne 753
に接続すると問題なく認識しました。ちなみにOSはCloudReady(ChromiumOS)
です。
これまでのテストした状況としては、このUSBメモリはUSB2.0コネクタに接続すれば、動作可能ということになります。 認識されないのは、フォーマットやパーティション作業の間違えによるものではなかったようです。 Windowsの【ディスクの管理】からも表示は見えていますし、パーティションの操作やフォーマットも行えます。
このUSBメモリの刻印にもUSB3.0
って書いてあるんだけどなあ…。ちなみに購入時は問題なくUSB3.0コネクタでも動作していました。
そもそも、USB2.0でのみ動作するなんてことがあるのかなと思っていましたが、ネットで検索すると以下のようなものが出てきました。
メーカーサポートに同様な状況が発生しているという記述があったので、なにかのきっかけで同様のことが起きているのだと推測します。(数件だったらこんな風には書かれないので結構な台数出てきているのではないででしょうか)ここまで来ると不良品として交換なのですが、購入から2年-3年ぐらい経過していることもあるのですが、多分領収書などがあれば保証は受けられそうです。ただ、交換のため発送の送料や手間などを考えると、USB2.0のハブ経由のアクセスであれば動作に問題ない感じですので、そこまでしなくてもいいかなと考えます。
SanDiskでは過去に永久保証という商品ものもあったようですが、最近では長くても5年ぐらいに短縮しているようです。また、並行輸入版(海外版)を購入していた場合にも同様に保証は受けられるようですが、送り先が海外になってしまい、送料が購入時の本体価格と同程度になるってしまう模様。まあ、限定的な用途になっていまいますが、諦めることにします。
【参考】サンディスクさんの製品保証期間情報
おわりに
そもそもこんなことってあるの?って感じの結末でした。色々な作業を3日ぐらい費やしたのになあと思いながら終わりたいと思います。
もしこの状況が改善できる方法をお知りの方がいらっしゃれば、助言をお願いしたいです。
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