Twitterのタイムラインをみていたら以下のような情報を見かけました。
RaspberryPi4でUbuntu 20.04 (Xubuntu Desktop)が起動するまでのタイムアタック勝負!東芝/KIOXIAの高耐久M303E vs 普通のEXCERIA。容量はどちらも64GB。SDカードでこんなに差が出る。1分未満で起動するM303Eはマジおすすめだぞ。 pic.twitter.com/B1d9XZRzKY
— Shoo (@ShooOrca) 2020年5月4日
ちょうど同じタイミングでRaspberryPi 3BにUbuntu20.04LTSをインストールしていたということもあったので、インストールという名の動作検証でOSイメージをUSBメモリやSDカードに書き込むといった作業していて、割と時間がかかるなと思ったりしていたので、手持ちのメモリのスピードを測ってみようと思いました。
CrystalDiskMark 7.0
を使用しています。
ストアから
公式サイトから
USBメモリ Sundisk Ultra Fit USB3.0 32G
自宅でOSのインストールのために常にイメージを書き込まれるという運命を背負ったUSBメモリです。 すでにもう市場にはでていませんが、本体が小さくていい感じではあるのですが大きな欠点もあるものです。 それは発熱。 死ぬほど熱くなるので、PCでも発熱がすごいですが、RaspberryPiは発熱対策をしていないなら、使わないようがいい感じ。 本体がヒートスプレッダー状態なので、なめてると火傷するかも。 スピードはわりと早いとは思います(体感)ので、少ない数のファイルの書き込みをするのであればイイのですが、OSのブートには向いてない感じ。
既に後継のUSBメモリも1000円以下になってきているのでそちらの発熱が記になります。
形状はこんな感じ。
ベンチマーク結果は以下のとおり。
体感していた通りの結果ですね。Raspberry Piでの起動に関してはUSB経由になると少し遅くなる(ワンクッション処理が入る?)のですが、一旦起動してしまうと動作は遅さは感じませんのであしからず。
Lexar 300x 16G
今年の3月下旬にツクモのワゴンセールで300円でみかけたので購入してみました。 値段がやすく、色が良かったのもあって期待していたのですが…
OSの起動などに関してはそんなに遅い印象はなかったのですが、aptコマンドなどでパッケージのインストールを行うとなんでこんな遅いのという 印象。体感で2倍ほど遅いのでは?と思っていました。
ベンチマーク結果は以下のとおり。
USBより遅いのは納得ですが、Class10の他のSDカードよりかなり遅い…。300円なんで、こんなもんなのかも。
Toshiba M203 16G
Goodwillのワゴンセールで3月の上旬にワゴンセールになっていたものを購入。こちらは380円でした。東芝製ですが、どうかな?
ベンチマーク結果は以下のとおり。
前述のLexarよりかなり高速。特に書き込み速度が段違いです。
SanDisk ULTRA 16GB
2年前ぐらいから使っているSDカードメモリ。当時は秋葉原の浜田電気で800円ぐらいで購入していたと思います。当時の値段からするとかなり安かったので 5枚ほど購入してRaspberryPiだけでなくタブレットなどにも入れて使用しています。
ベンチマーク結果は以下のとおり。
前述の東芝製よりも書き込みがかなり高速だったようです。値段もかなり下がってきているので、購入しようよ思います。
Toshiba Exceria M303 64G
こちらはRaspberryPiでARM版のWindows10をインストールするときに購入したものです。ARM版のWindows10はA1タイプの高速なSDカードでないとインストールが途中で終わるといった現象があったので、こちらを購入。(前述のSunDiskのSDカードでもインストールできなかった)そのためこちらだけ64GByteになっています。
ベンチマーク結果は以下のとおり。
あれ?ちょっとベンチマークの値が良くないですね。SunDiskのものよりも書き込みの値が随分悪い。結構な値段がしているのに少し残念な結果です。 ARM版Windows10がインストールできなかったのはメモリのスピードではなく、相性だったのかな?
LEXAR MEDIA Lexar 128G
こちらは番外、ミラーレスの一眼カメラを購入したときにRAWで撮影すると一枚あたりの画像サイズが大きく、32Gくらいのメモリカードだと複数枚のメモリカードをもちあるくのが大変だったので購入。先程までのものと違いフルサイズのSDカードになります。購入時期は7年前(2013年)でしたが当時の価格は1万円ぐらいしたような気がします。
ベンチマーク結果は以下のとおり。
過去のものではありますが、当時高速さを売りにしていたこともあり、現在でもベンチマークの値は良かったみたいです。メーカーというよりもブランド的なところを見ていったほうが良いのかもしれません。
おわりに
大した内容ではありませんでしたが、気になったので計測してみました。
ベンチマーク的にも体感でも、スピードが圧倒的に遅かったLexar 300x
はOSインストールに使用するのはやめましょうかね。
あと、RaspberryPi 4Bをそろそろ購入したほうがいいのかも…