この記事はSeeedUG アドベントカレンダー2021 の23日目のエントリになります。
今年のエントリはかなり内容を悩みました。比較的通常時にデバイス 関連なども書いていましたが、このタイミングで書くネタがなく、改めてネタを探していました。
そんな中で思いついた内容は以下のものとなります。
Seeeduino XIAO
を使ってUSBホスト機能 … 安心な配線方法に自信がなかったのでボツ。そのうちチャレンジするとは思う。
Grove Uart Wifi v2
を使ってみる … 存在しない機能であるネットワーク機能をアドオンできるのは魅力的だけど、そもそもそんな需要のあるはmicro:bit
ぐらい?ってことでボツ。
reTerminal
を使ってみる … 少し時間が経ったこともあり割と情報が出てきているので目新しさがないのでボツ。
こんな感じで考えたのですが、どうもいい内容が思いつかない、既に同じないようを書いている人もいたりする。
考えを変えてみようと部屋の掃除をしてみたところ、以前に購入したRaspberry Pi用MGC3130搭載 3Dジェスチャー・トラッキングモジュール
をまだ使っていないことに気が付きました。ネットでの検索でもあまり多くの情報がなかったということもあり、こちらを使ってみる内容にしようと思います。
jp.seeedstudio.com www.switch-science.com
このデバイス はMicrochip MGC3130チップ
を搭載し、測定面の磁場の変化をもとに手の動きを読み取るモジュールとなります。
https://www.microchip.com/en-us/product/MGC3130
測定可能な空間上の位置情報キャプチャ、近接検知、タッチ検知を行うことができます。天面のタップやダブルクリックも検知できます。
こちらの動画で説明が行われています。
VIDEO youtu.be
この動画でタッチパッド と空間位置の検知ができるデバイス であることは想像できたかなと思います。
デバイス はI2C
インターフェイス を介して通信が行われRaspberryPi
のGPIO
ヘッダーに差し込んで接続するHAT
と呼ばれるような形になっています。RaspberryPi
以外のデバイス に接続できるようにGroveコネクタもついています。
今回はこのデバイス の動作テスト(C言語 からの使用)やPython
からの使用を行ってみたいと思います。流石にRaspberry Pi用MGC3130搭載 3Dジェスチャー・トラッキングモジュール
という名前では長すぎるので以降はMGC3130センサーシールド
と呼ぶことにします。
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