モニター接続なしで起動したRaspberryPiのIPアドレスを確認する方法

使い始めた最初の頃を過ぎてしまうとRaspberryPiは基本モニター接続をせずに使用することが多いかなと思います。基本的にはSSHVNCリモートデスクトップ接続を行うことが多いのだと思います。また、かなり前からmDNSがデフォルトで起動していることもあり、LAN内に1台のRaspberryPiが起動している状態であればraspberrypi.localというホスト名でアクセスすることもでき、DHCPで割り振ら得たであろうIPアドレスなどを知ることなく、アクセスすることも容易になってきています。

そんな環境ではあるのですが、ごくたまに起動したRaspberryPiIPアドレスが知りたいということもあります。こういう時は体外にトラブル発生しているときが多いのですが…。今回の内容はそんなときのものになります。

使わない人はたぶん全く使わない内容だと思います。

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Fire TV Stickのスクリーンショットを撮る

最近はテレビの機能でAmazon PrimeYoutubeを見る機能があるので、一時期ほどFire TV Stickを使用する機会が減ってはいるのですが、テレビではできないことも結構あります。それが画面のキャプチャになります。単純にはFire TV Stickだけでは実はキャプチャはできないのですが、Androidのデバイスとして位置づけることでキャプチャを撮る事ができます。

その方法はadbLinkというソフトを使う方法となります。

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www.jocala.com

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RaspberryPi2に最新RaspberryPi OSをインストールするとUSB接続のWiFi子機(ドングル)が行えない

以前からRaspberryPi2を使っていたのですが、新しいOSへ変更するとUSB接続のWiFiバイスができないというトラブルがありました。そのため、古いイメージを使用して利用していたのですが、流石にちょっともったいないなあと思っていましたが、upgradeしていくことで凌いでいました。とはいえ、SDカードの寿命もそろそろでは?ということもあったので、OSのイメージを0から刷新。ハード的にももったいないですし。

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今回使用しているWiFiのUSB子機(今回は子機という名称とします)はエレコムWDC-150SU2MBKを使用します。2.4GHz帯のものですが、コンパクトで使いやすく、自分もRaspberryPi2ではかなり使用していました。

あと使用しているのは

  • 最新RaspberryPi OS(執筆時2021.11.03 RaspberryPi Imagerを使用して書込み)
  • RaspberryPi 2B

OSをunameコマンドの表示は以下のようになっていました。

$ uname -a
Linux raspberrypi 5.10.17-v7+ #1414 SMP Fri Apr 30 13:18:35 BST 2021 armv7l GNU/Linux
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micro:bitをセンサのロガーにしてみる(Version2限定)電源断でのデータの永続性も保持可能?!

micro:bitのことを検索していて、ちょっとだけ気になる記事を見つけました。

【参考】 microbit.org

micro:bit公式サイトでData logging with the micro:bitという内容になります。micro:bitを使用したデータロギングということなのですが、通信としてはBluetoothやUSBを使用したシリアル通信しかデフォルトではないのかなと思っていたのでそのような話なんだと思ったら、よく読むと少し違っていました。

Version2用(以降Ver2)の機能に限定されるようなのですが、以下の様に記載がありました。

It allows you to record data on your micro:bit which is kept even when the micro:bit is disconnected from a power source.(micro:bitが電源から切断されている場合でも保持されるmicro:bitにデータを記録できます)

電源がついていなくてもデータが記録される?と一瞬思ったのですが、そう意味ではなく保持ができるという内容になります。永続的なストレージとしてデータを保持できますといっていいでしょう。

Ver2限定というのは多分メモリ量に依存しているのかなと予想しています。

とりあえず実験をしてみます。

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RufusがバージョンアップしてWindows11のインストールが快適になった!

RufusはISOイメージファイルをUSBに書き込むときにブート可能な形式で書き込めるアプリケーションになります。

先日のエントリでWindows11非対応のPCレジストリに対応することでインストールを可能にすると行った内容を書きましたが、その内容を書いてすぐにUSBメモリに起動可能なISOファイルを書き込むアプリケーションのRufasのバージョンアップが行われました。その内容は、ISOファイルの書き込み時にWindowsレジストリに対応させるといったオプションが付きました。どんだけ、便利なのよw。

参考

uepon.hatenadiary.com

個人的にそこまでやっちゃっていいのかな?とは思うところもあるのですが、便利なので使います。非対応PCへのインストールそのものが個人責任だしね。

ということでRufusがどのように変わったかを見ていきます。今回リリースされたRufusのバージョンは3.16になります。今回はインストーラーの必要ないPortableエディションを使用していますが、UIが大きく変わることはないと思います。

Rufusの公式日本語ページ

rufus.ie

以前のバージョン

一つ前のバージョンの3.15のUIを見てから違いをみてみます。

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Rufusを起動してから、書き込み先のUSBデバイスと書き込むWindows11のISOイメージファイルを選択した画面にします。

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今回のバージョンによって変更したのは【イメージオプション】の項目になります。WindowsのISOイメージを書き込もうとするとこの項目には以前は

という2つの選択肢がでてきます。普通であれば、【標準のWindowsインストール】を選ぶことになります。

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こちらを選べば、先日紹介したWindows11のインストーラが起動時のチェックでエラーを検出するため、Windowsレジストリを編集して、インストールをすすめることになります。

新バージョン

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新バージョンをダウンロードして、アプリを起動して、書き込み先のUSBデバイスと書き込むWindows11のISOイメージファイルを選択した画面にすると

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【イメージオプション】の項目にStandard Windows11 Installation(TPM 2.0, Sucure Boot, 8GB+ RAM)が表示されています。これはWindows11が標準でサポートする項目のすべてをチェックする標準的なモードになっているということを示しています。

では、この項目のプルダウンをみると以下のような項目が表示されます。

  • Standard Windows11 Installation(TPM 2.0, Sucure Boot, 8GB+ RAM)… チェックをする標準モード
  • Extended Windows11 Installation(no TPM 2.0, no Sucure Boot, 8GB- RAM) … チェックを回避するモード
  • Windows To Go

と3つの候補が表示されるようになりました。

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非対応PCの場合にはレジストリで上記3つの確認項目を行わないように編集作業を行う必要がありましたが、今回このExtended Windows11 Installation(no TPM 2.0, no Sucure Boot, 8GB- RAM)に項目を変更するだけでその対応が書き込みと同時に行ってくれます。以下のように設定していればOK。

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実際にこの項目に変更後USB経由で起動したところ、起動時のチェックに引っかからずにインストールできるようになりました。

インストール時のセットアップでチェックする部分になりますが

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無事にチェックをすり抜けて、ライセンス確認に入っています。

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おわりに

やばい、便利すぎる!!!!!

けど、自己責任とわからずにインストール出来る勢がでてくると状況が微妙になるので、本当によかったのかなといらぬ心配をする小心者でした。

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