何日か前に書いていた「OSのインストールをしすぎてWindowsからアクセスできなくなったUSBメモリを復活させた話」というエントリですが、正常に復帰したと思ったのですが、ちょっと挙動が違っていたようです。
関連
続きを読むRaspberryPiもAndroid化できるという噂を聞いていたので、今度はAndroidをインストールして様子をみたいと思います。ChromiumOSが高速でもなかったのでAndroidも期待はできない感じですが、状況を見るのはいいかなと思います。最近はOSのインストールばかりやっていますが、OSをインストールをするのは楽しくはないのですが、興味があるのでやっているという感じでしょうか。
Androidのビルドされたイメージは以下のサイトにあります。ダウンロード直リンクはやめてねという記載があったので以下のサイトに行ってからダウンロードをしてください。
こちらのビルドはLineageOS 16.0 (Android 9)
というものでした。Wikipediaによれば…
LineageOSはAndroidをベースとした、スマートフォンやタブレット用のフリーでオープンソースなオペレーティングシステムである。LineageOS Android DistributionやLineage としても知られ、カスタムROMとして非常に人気が高かったCyanogenModの後継である。
公式サイト lineageos.org
とのことです。Androidのバージョンも9ということでPieにあたるのかな。割と新しめのものなのでどんな感じなのかは気になります。その他サイトはもう少し古いバージョンのことが多いですしね~。
デバイスの対応非対応は以下のようになっています。
動作対応
非対応
割と多くのものが対応されているのでちょっと期待できそうかな?
ダウンロードサイトの以下のリンクの部分からダウンロードを行います。イメージファイルはzip形式になっています。
OSのイメージファイルをダウンロードしたら、Raspberry Pi Imager
でMicroSDカードメモリに書き込みを行います。
Raspberry Pi Imagerは無圧縮のimgファイルもxz形式のファイルも対応しているのですが(勝手に関連付けをされてしまうのですが)、zip形式の圧縮にも当然対応していますので、そのまま書き込むことができます。これは地味に便利です。
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RaspberryPi 4B
にもChromiumOS(ChromeOS)
がインストールできるという噂を聞いたのでインストールしてみました。公式のリリースというわけではないので、使えない機能(動画再生のハードウエアアクセラレーションなど)も色々とあり実用まではまだかなととは思いつつも、ポーティングの現在の状況をみるにはいいかなと思いました。操作が軽ければ今後期待できますしね。
こちらのサイトにありました。
FydeOS
という名称になるようです。Chromium to 80.0.3987.163
のブランチになっています。
FydeOS
は(以前はFlintOS
という名前でした)、Fyde Innovations
が開発したChromiumOS
をフォークしたLinuxベースのオペレーショングシステムで中国人学生向けにビルドされたとのことです。
注意点としては以下のようになっています。
今回ダウンロードするバージョンはR80となっていたので、比較的新しいバージョンのビルドなのでどんな感じなのか少し期待です。
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最近はRaspberryPi 4B
が手に入ったこともあり、OSインストールなどをやっていました、ただ、ブログを書いていると、割とキャプチャ枚数が多くなったりすることあるのでそろそろ動画で取るのもありかなということ、そして仕事的に動画を触る可能性があるのという可能性があったので、今回はお試しということでAVerMedia CG 311
を購入しました。ゲーム実況向けのパッケージであるLive Streamer 311
という形でしたが、割と良いマイクもついてるので、そのうちそちらも試してみたいです。
かなりでかい箱ですが、一番大きいのはマイクスタンドかも?
キャプチャデバイスであるCG311です大きさがかなり小さいですが、RaspberryPiと同じサイズと思っていいかなと思います。重さはかなり軽い感じで約74.5gとのことです。あとこれはハードウエアエンコード形式なので、ゲーム実況する場合には、処理遅延があるようなので、パススルー側にモニタをつけないと駄目かなと思います。(ハードウエアエンコード形式なのでPC側のスペックはあまり求められないっぽいです)USBで接続するとカメラデバイスとして認識が行われるので、ドライバは不要のようです。
スペックの詳細は以下の通りです。
マイクはAM 310
というもので、単品でも13,000円ぐらいするのでかなりいいものなのかも?少なくともPCに標準でついているものよりはいいものだと思います。スタンドもついていますし、USBマイクなので特にドライバなどは不要のようです。
更にこのセットにはCAM 313
というWebカメラもついています。正直使うかどうかわからないですが、今までもっているものよりも解像度が高いので、画質にこだわるなら使ってみてもいいかも。ただ、手元しか見せるつもりはないので、当分役割はないかな。
あと、AVerMedia CG311
には標準で録画ソフトもダウンロードすることができます。簡単なことはこちらで行なえます。
アプリはRECentral
(レックセントラルと読むみたい)となります。公式サイトからダウンロードできますが、日本語のサイトのマニュアルを見ると若干混乱します。
マニュアルPDFファイルをみると、検索ボックスでAssist Central
と入力すると、最新のアプリなどをインストールできるアシストツールが表示され、ダウンロードできると書いてありますが、日本語サイトには存在しません。言語設定をUS
にして検索すると問題なく結果に現れます(というか、検索する前から表示されているw)。アシストツールを使わなくても日本語サイトでもアプリのダウンロードなどは可能なのですが、正直アシストツール前提のマニュアルだったのでちょっとわかりにくかったです。
日本語サイト
USサイト(AVerMedia)
こちらをダウンロードすれば大丈夫です。 USB接続をしていれば、機種判定をして必要なアプリとミドルウエアがダウンロードできます。アシストツールはダウンロードまでなので、ダウンロード後は各インストーラーを実行します。
アプリを使ってみた感想ですが、RECentral
はわりと簡単に操作できますが、複雑なことはできない感じでしょうか。とはいえ、PiP(ピクチャーインピクチャー)の機能やキャプチャの画角を調節、音声のミキシングもこれで可能です。他にはOBS
やXSprit
などが使用できるので、細かいことはそちらを使うほうがいいのかもしれません。OBS
はマイクと入力の音声を別トラックに収録することができるようなので、あとから再編集を行うのであればOBS
のほうが便利。
RaspberryPiでリモートデスクトップができない状態のときのOSのキャプチャを撮ったので参考においておきます。
これで、OSの起動画面などもバッチリキャプチャできました。画面の写真を取ろうとすると、自分の顔が写り込んだりすることが多いので、前からなんとかしたかった機能でした。本当に購入して良かったです。ちなみにPS4やSwitchなどは持っていないのでどういう状況になるか試せてはいません。
今回は買い物系のなので内容が軽くなってしまいましたが、いままでできなかったことが、できるようになったのは本当に良かったです。個人的な感想としては、アプリの出来も悪くないので、ちょっとだけ日本語マニュアルは直してほしいなというところでしょうか。
あとお値段ですが33,131円(2020/05/18現在)でした。セット購入だとかなりお得感あり?所詮、エントリクラスなので物足りなければ買い替えて行くでしょうし、使用しない場合に、ここまでで出費を抑えられるかなと思います。とはいうものの1080pで60fpsでキャプチャできるので、ゲーム配信とかしなければ困ることはないでしょう。
そのうち、操作の解説動画とか、動画マニュアルなんかを作っていけるといいかなと思っています。(個人的にはゆっくり実況な感じ?)
クロックアップはロマンだよね…。昔はX68000
や20年くらい前のCeleron 300A(Mendocino)
のでもクロックアップしていました。ハマるとやばいですがロマンに関しては認めます。
先日までのエントリで話で一旦終わりだったのですが、冷却性能的にはもっと行けるはずなのになんでだろうなと感じていました。んで、もしかしたら電源が微妙なのかなと思ってはいました。ってことで以下を使ってみました。
みんな大好きスイッチサイエンスさんのACアダプタです。こちらは3.0Aの出力があるので安定していると思います。これまで使用していたのはUSBケーブルとACアダプタが分離できるタイプのものを使用していたので昇圧のためのover_voltage設定をすると起動できないようになっていました。このACアダプタを使用すれば更なるクロックアップができるかな思ってのチャレンジです。
参考
/boot/config.txt
に以下の記述をして実行しました。
/boot/config.txt
#uncomment to overclock the arm. 700 MHz is the default. #arm_freq=800 # 以下を記載 over_voltage=2 arm_freq=1800
すると、電源を変更する前は起動しませんでしたが、今回は問題なく起動しました。また、前回1. 68GHzでUnixBench
をしたところ、OSが落ちましたが今回は数値を更にアップさせても問題なく終了しました。やはり電源の問題によるところが大きかったのかなと思います。
計測時のピークの温度で55℃には至らない状態です。52~53℃あたりでは収まってくれているので冷却は問題なさそうです。
------------------------------------------------------------------------ Benchmark Run: 金 5月 15 2020 16:26:46 - 16:55:10 4 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests Dhrystone 2 using register variables 12620305.5 lps (10.0 s, 7 samples) Double-Precision Whetstone 2938.2 MWIPS (9.7 s, 7 samples) Execl Throughput 1098.2 lps (29.9 s, 2 samples) File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 136046.7 KBps (30.0 s, 2 samples) File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 38596.0 KBps (30.0 s, 2 samples) File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 362434.1 KBps (30.0 s, 2 samples) Pipe Throughput 197145.0 lps (10.0 s, 7 samples) Pipe-based Context Switching 53663.7 lps (10.0 s, 7 samples) Process Creation 2289.0 lps (30.0 s, 2 samples) Shell Scripts (1 concurrent) 3418.7 lpm (60.0 s, 2 samples) Shell Scripts (8 concurrent) 890.6 lpm (60.1 s, 2 samples) System Call Overhead 609423.5 lps (10.0 s, 7 samples) System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX Dhrystone 2 using register variables 116700.0 12620305.5 1081.4 Double-Precision Whetstone 55.0 2938.2 534.2 Execl Throughput 43.0 1098.2 255.4 File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 136046.7 343.6 File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 38596.0 233.2 File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 362434.1 624.9 Pipe Throughput 12440.0 197145.0 158.5 Pipe-based Context Switching 4000.0 53663.7 134.2 Process Creation 126.0 2289.0 181.7 Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 3418.7 806.3 Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 890.6 1484.3 System Call Overhead 15000.0 609423.5 406.3 ======== System Benchmarks Index Score 393.7 ------------------------------------------------------------------------ Benchmark Run: 金 5月 15 2020 16:55:10 - 17:23:33 4 CPUs in system; running 4 parallel copies of tests Dhrystone 2 using register variables 50244190.3 lps (10.0 s, 7 samples) Double-Precision Whetstone 11742.1 MWIPS (9.7 s, 7 samples) Execl Throughput 3255.3 lps (29.9 s, 2 samples) File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 264435.0 KBps (30.0 s, 2 samples) File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 73509.0 KBps (30.0 s, 2 samples) File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 686890.9 KBps (30.0 s, 2 samples) Pipe Throughput 747012.0 lps (10.0 s, 7 samples) Pipe-based Context Switching 239147.8 lps (10.0 s, 7 samples) Process Creation 5636.7 lps (30.0 s, 2 samples) Shell Scripts (1 concurrent) 7076.8 lpm (60.0 s, 2 samples) Shell Scripts (8 concurrent) 973.2 lpm (60.1 s, 2 samples) System Call Overhead 2307132.0 lps (10.0 s, 7 samples) System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX Dhrystone 2 using register variables 116700.0 50244190.3 4305.4 Double-Precision Whetstone 55.0 11742.1 2134.9 Execl Throughput 43.0 3255.3 757.1 File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 264435.0 667.8 File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 73509.0 444.2 File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 686890.9 1184.3 Pipe Throughput 12440.0 747012.0 600.5 Pipe-based Context Switching 4000.0 239147.8 597.9 Process Creation 126.0 5636.7 447.4 Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 7076.8 1669.1 Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 973.2 1622.0 System Call Overhead 15000.0 2307132.0 1538.1 ======== System Benchmarks Index Score 1041.8
1.5GHzがシングルスレッドが約350、マルチスレッドが約800というスコアから 1.8GHzではシングルスレッド約390、マルチスレッドが約1040というスコアに変わりました。 設定値1.2倍くらいのスコアになったかなというところでしょうか。
さらなる限界に向けて/boot/config.txt
に以下の記述をしました。
/boot/config.txt
#uncomment to overclock the arm. 700 MHz is the default. #arm_freq=800 # 以下を記載 over_voltage=5 arm_freq=2000
1.3倍のクロックの2GHzに設定を変更します。そろそろヤバそうな値なのでこれ以上はやめることにします。
温度は52~53℃ぐらいまでで収まっているので、通常処理であれば問題なさそうです。(ベンチマークでもしない限りここまで上がりません。) ピークの値でも57℃でした。
------------------------------------------------------------------------ Benchmark Run: 金 5月 15 2020 17:44:13 - 18:12:32 4 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests Dhrystone 2 using register variables 13591161.2 lps (10.0 s, 7 samples) Double-Precision Whetstone 3172.4 MWIPS (9.7 s, 7 samples) Execl Throughput 1182.3 lps (29.9 s, 2 samples) File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 143540.7 KBps (30.0 s, 2 samples) File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 41533.0 KBps (30.0 s, 2 samples) File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 386833.3 KBps (30.0 s, 2 samples) Pipe Throughput 213385.8 lps (10.0 s, 7 samples) Pipe-based Context Switching 57486.8 lps (10.0 s, 7 samples) Process Creation 2423.2 lps (30.0 s, 2 samples) Shell Scripts (1 concurrent) 3131.1 lpm (60.0 s, 2 samples) Shell Scripts (8 concurrent) 941.9 lpm (60.1 s, 2 samples) System Call Overhead 658727.7 lps (10.0 s, 7 samples) System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX Dhrystone 2 using register variables 116700.0 13591161.2 1164.6 Double-Precision Whetstone 55.0 3172.4 576.8 Execl Throughput 43.0 1182.3 275.0 File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 143540.7 362.5 File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 41533.0 251.0 File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 386833.3 667.0 Pipe Throughput 12440.0 213385.8 171.5 Pipe-based Context Switching 4000.0 57486.8 143.7 Process Creation 126.0 2423.2 192.3 Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 3131.1 738.5 Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 941.9 1569.8 System Call Overhead 15000.0 658727.7 439.2 ======== System Benchmarks Index Score 416.2 ------------------------------------------------------------------------ Benchmark Run: 金 5月 15 2020 18:12:32 - 18:40:53 4 CPUs in system; running 4 parallel copies of tests Dhrystone 2 using register variables 54182040.6 lps (10.0 s, 7 samples) Double-Precision Whetstone 12646.3 MWIPS (9.6 s, 7 samples) Execl Throughput 3450.8 lps (29.9 s, 2 samples) File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 286494.5 KBps (30.0 s, 2 samples) File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 79440.3 KBps (30.0 s, 2 samples) File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 709624.9 KBps (30.0 s, 2 samples) Pipe Throughput 808905.5 lps (10.0 s, 7 samples) Pipe-based Context Switching 253394.6 lps (10.0 s, 7 samples) Process Creation 6140.4 lps (30.0 s, 2 samples) Shell Scripts (1 concurrent) 7467.7 lpm (60.0 s, 2 samples) Shell Scripts (8 concurrent) 1028.6 lpm (60.1 s, 2 samples) System Call Overhead 2483824.3 lps (10.0 s, 7 samples) System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX Dhrystone 2 using register variables 116700.0 54182040.6 4642.8 Double-Precision Whetstone 55.0 12646.3 2299.3 Execl Throughput 43.0 3450.8 802.5 File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 286494.5 723.5 File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 79440.3 480.0 File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 709624.9 1223.5 Pipe Throughput 12440.0 808905.5 650.2 Pipe-based Context Switching 4000.0 253394.6 633.5 Process Creation 126.0 6140.4 487.3 Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 7467.7 1761.2 Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 1028.6 1714.4 System Call Overhead 15000.0 2483824.3 1655.9 ======== System Benchmarks Index Score 1114.0
1.5GHzがシングルスレッドが約350、マルチスレッドが約800というスコアから 2.0GHzではシングルスレッド約416、マルチスレッドが約1110というスコアに変わりました。 マルチスレッドであれば設定値1.3倍くらいのスコアになったかなというところでしょうか。 シングルスレッドではクロックアップの効果はそろそろ効果が薄くなっているようです。
RaspberryPi4B
はちゃんとした電源を使った方がパフォーマンスが高いのかもしれません。今後は気をつけていこうと思います。
クロックアップの企画はこれにて終了です。
参考